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2008年2月,出雲で一緒に音楽活動をやっている方々と「出雲とベツレヘム-音楽のかけはし」という事業のためにベツレヘムへ行きました.
「出雲とベツレヘム-音楽のかけはし」って何なのか,なぜベツレヘムなのか,これからご紹介していきます.
そもそものきっかけは,2006年8月に国際交流基金の文化人短期招へいプログラムで出雲芸術アカデミーを訪れたサリーム・ゾグビさん(ベツレヘム音楽アカデミー学長)との出会いでした.
ゾグビさんは当初は出雲に来る予定ではなかったとも聞きますが,たまたま日本のクラシック音楽雑誌「モーストリー・クラシック」に掲載された出雲芸術アカデミーを紹介する記事を目にされ,出雲を訪れられました.
ゾグビさんは出雲芸術アカデミーや出雲の地をとても気に入ってくださいました.
そして帰国後も,出雲芸術アカデミーとの交流を続けたい,出雲芸術アカデミーのメンバーをベツレヘムに招きたいと熱心に働きかけられ,その熱意を受け,ベツレヘム側だけではなく出雲芸術アカデミーの有志でも資金を集め,ついに出雲とベツレヘムの間に音楽のかけはしが架かることになった,つまり出雲から有志がベツレヘムへ行くことになったのです.
この「有志」の中心となった人を紹介しないわけにはいかないでしょう.
それはファゴット奏者の木村恵理さんです.彼女が主にゾグビさんとメールのやり取りを続けられ,ついにはゾグビさんから「ファンタジア・カプリチオーソ」というゾグビさん作曲のファゴットとピアノのための曲も献呈されています.
私たちがベツレヘムへ行くことになったのも,ゾグビさんの熱意にほだされた面と,木村さんの熱意にほだされた面があるわけです.
さて,次回(いつになるのか)からもう少し具体的にご紹介していきます.