2011年11月26日土曜日

リサイタルを前に−木村恵理さん(ファゴット)からのメッセージ


 みなさま、いつもありがとうございます。
 中学1年生でファゴットに出会い、ここまで続けることができているのは、多くの方とのご縁や、多くの方からのご指導、お力添えがあったからだと感謝しています。
 このたび、出身地である出雲ではじめてのリサイタルを開催する運びになりました。プログラムには、私自身が2009年に訪れたドイツのライプツィヒにゆかりがある作曲家の作品をとりあげます。
 J. S. バッハが活動し、今も眠るトーマス教会のあるライプツィヒは、古くからの商業都市であり、印刷や出版も盛んで、今もなお、私たちの使う楽譜にはLeipzigの文字がたびたびみられます。またライプツィヒ大学やメンデルスゾーンの設立したライプツィヒ音楽大学、そしてゲヴァントハウス管弦楽団がある文化都市でもあります。そして1989年のベルリンの壁崩壊に関しては、この街から民主化運動が始まりました。
 そのライプツィヒにゆかりがある作曲家による、ファゴットのための作品を前半に、後半にはファゴット以外の楽器のために書かれた作品を、ファゴットの演奏でご紹介いたします。
 ピアノはデュオ「もちづきむら」を組んでいる望月美希さん。
 そしてメンデルスゾーン「コンチェルトシュテュック 第2番」では、松江に10年余り住み、出雲でも活躍してきた、現在は広島在住のクラリネット奏者・中林康子さんをゲストに迎えます。
 それでは、白のホールでみなさまにお目にかかれることを楽しみにしています。

木村恵理
2011年秋

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