2012年7月28日土曜日

こどものがたりコンサート、ぜひお出かけください


暑い日が続きますね。いかがお過ごしでしょうか。

先日掲載しました投稿ですが、チケット取り置きに関する部分を少し書き換えました。

さて、当協会が主催します「こどものがたりコンサート」(8月5日・ビッグハート出雲)が近づいて来ました。
チケットは県内各プレイガイドほかで、好評販売中です。


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こどものがたりコンサート
日時:2012年8月5日(日)11:00開演(10:30開場)
場所:ビッグハート出雲・白のホール
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このコンサートは、未就学児もホールに入って生演奏を聴くことができるコンサートで、昨年も開催し、大変ご好評をいただきました。

クラシック音楽のコンサートは、通常は就学していないお子さんの入場はできません。クラシック音楽のコンサートと言っても実はそんなに堅苦しいものではないのですが、やはり音を聴くために行くものですから、多くの方が静かに聴くことができるように、どうしても小さいお子さんは我慢してねということになってしまいます。

でも、このコンサートは、そういった小さいお子さんもOKです!
ご家族でどうぞ遠慮なくお出かけください。CDや携帯音楽プレーヤーもありますが、実際に演奏家が目の前で演奏しているのを聴くことでしかお子さんに伝わらないものもあると思います。

コンサート後には、楽器体験もありますよ。

会場には、ベビーカーを置くスペースも、オムツ交換台もあります。また、急な授乳が必要になった方はお知らせください。授乳できる部屋にご案内します。

小さいお子さんがいると、なかなかチケットを買いに出られないこともありますね。
そういった場合は、チケットの取り置きもいたしますので、必要な方は「お名前・チケット枚数・ご連絡先」を、当協会事務局までお知らせください。

みなさまのご来場をお待ちしております。


■出雲楽友協会事務局
 TEL:090-2003-3227
 e-mail izumo.music.society@gmail.com


2012年7月21日土曜日

出雲フィル第16回定期演奏会が終了しました


出雲フィルハーモニー交響楽団の第16回定期演奏会に参加しましたので、簡単にではありますが、ご紹介します。
ちなみに、この記事は参加者である私の視点から書いていますので、もしかしたら主催の出雲芸術アカデミーの見解と違うところはあるかもしれません。ご承知置きください。

さて、出雲フィルについて、「プロのオーケストラなの?アマチュア・オーケストラなの?」と聞かれたことが何度かあります。
これは「どちらでもない」というのが答えになるかと思います。

「どちらでもないってどういうことやねん?」と思われたかもしれませんね。
実は出雲フィルは常設のオーケストラとしてやっているのではなく、教育音楽祭オーケストラとしてその都度編成されるものと考えることができそうです。
主体としては、出雲芸術アカデミーの「オーケストラ・レパートリー」という講座を受講している人から成り、その他に出雲市と文化交流のある他の地域からの参加者もいます。

やはりわかりにくいかもしれませんね。
例えば、PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)というのをご存じでしょうか?これはバーンスタインの提唱により始まった国際教育音楽祭です。(ちょうど今札幌で開催中です。)

世界中から音楽を学ぶ若者が札幌に集まり、1ヶ月間、ウィーン・フィルやベルリン・フィルといったレベルの高いオーケストラのメンバーや著名な指揮者による丁寧な指導を受け、各地でコンサートを開き、最終日には学んだ成果を発表するということでホールでオーケストラのコンサートが開かれ…というものです。

出雲フィルも、実は参加者募集段階では、コンサートに出演する人を募集しているのではなく、出雲フィルという「セミナー」に参加する人を募集しています。
指揮者の中井章徳さんをはじめとして、弦楽器は各パートに、管打楽器は各セクションに指導者がいて、参加者は数日間に渡り、パート、セクション、オーケストラと様々なレベルで指導を受けます。

セミナーの一コマ。老いも若きも、プロもアマも、学んでいます。


最終日には定期演奏会が開かれますが、これはPMFと同様に学んだ成果を発表し、またお客様に音楽を楽しんでいただくためのものであるわけです。

演奏会の一コマ。自分達が楽しむだけでなく、お客様にも楽しんでいただけるか。


最初にプロともアマとも言い難いと書きましたのは、このように、出雲フィルとはプロとアマが一緒にオーケストラをつくり、ともに音楽を学ぶ場であるからです。

PMFほどの規模ではないとは言え、それほど人口も多くない出雲市においてこのようなことがなされているというのは、本当に驚きです。
地方都市においても質の高い教育を受けられ、お客様とともに音楽の歓びを感じることができます。
また、出雲市やその周辺に住む子ども達も参加していますが、子ども達にとってもかけがえのない経験でしょう。私は出雲市よりはるかに人口が多い町の出身ですが、子どもの頃、このようなものはありませんでした。出雲周辺の子ども達は恵まれている思えます。

経済状況が厳しくなると、とかく芸術文化関係は早く予算を減らされがちです。
しかし、近年、芸術文化活動が社会に与えるプラスの影響が(「何となくよさそうな気がする」というのではなく)きちんと評価されるようにもなってきており、こういった活動が継続されることは、地域において非常に重要であると考えます。

このセミナーは出雲楽友協会の主催ではありませんが、社会にとって有益な活動であり、関係者のみなさんのご尽力に感謝するとともに、市民(広い概念としての「市民」)のみなさまにはこの活動へのご理解、ご支援をお願いします。


2012年7月9日月曜日

まもなく出雲フィルの定期演奏会です


直前のご案内になってしまいましたが、今度の海の日=7月16日(月・祝)に、出雲フィルハーモニー交響楽団の第16回定期演奏会が開かれます。

今回の定期演奏会では、モーツァルト、ベートーヴェン、ショスタコーヴィチという、3つの国、3つの世紀、3人の作曲家の「交響曲第5番」が演奏されます。

ベートーヴェンの交響曲第5番は、「ジャジャジャジャーン」で有名ですね。
これはこの交響曲の出だしなのですが、それ以外の楽章もとてもよい曲ですよ。

ショスタコーヴィチの交響曲第5番は、ソヴィエト連邦時代に作曲されたもの。
体制に媚びて書かれたのか、そう見せかけてそうではないのか、いわくの多い曲です。
と言いましても、そういったこととは関係なく、純粋に音楽をお楽しみいただけるでしょう。みなさんは何をお感じになるでしょうか。

モーツァルトの交響曲第5番は、珍しいですね。
モーツァルトが9歳の作品といいますから、驚きます。
生演奏で聴く機会はそうありません。お聞き逃しなく。

この演奏会は当協会の主催ではありませんが、音楽家会員、サポート会員も多く出演します。ぜひ聴きにいらしてください。

チケットの取り置き(当日会館で受付に寄っていただけばよいだけ)もいたしますので、必要な方は、この投稿末尾の連絡先までお知らせください。

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■出雲フィルハーモニー交響楽団 第16回定期演奏会
2012年7月16日(月・祝)開場13:00 開演14:00
(13:25~ロビーコンサート)
(13:45~指揮者によるプレトーク)
出雲市民会館

<プログラム>
モーツァルト:交響曲第5番変ロ長調 作品22
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 作品67
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調 作品47

チケット(全席自由)
一般  1,500円(当日1,800円)
ペア  2,500円(前売のみ)
ユース  500円(当日600円)

詳しくはチラシ画像をご覧ください。



☆出雲楽友協会事務局
TEL:090-2003-3227
Mail:izumo.music.society@gmail.com